以前からフライフィッシングに興味があった。
いつか始めるつもりでいたが今年渓流に行きだしたのを機に始めることにした。
始めるには道具を買わなくてはいけないのだけど、今年はお金を使いすぎている。
安いタックルをと探してみたが結局全部で三万ぐらいかかってしまった。安いものだと一万五千円ほどであるのだが、安物買いで使いものにならないのも困るので念のため少し高めにしてみた。
道具が揃うと使いたくなるもので、さっそく練習もせずに実践に向かった。
場所は兵庫県北部 矢田川水系。
フライはキャスティングができるようになるまで、河川敷や管釣りなんかで練習する必要があると書かれていることが多い。
でもキャスティングは半日ほどでそこそこできるようになった。
それより往生したのは、下の草に仕掛けがからんだり、キャスティングの時に木の枝にからむこと。
知らない間にフライがなくなっていることが3回もあった。
そういうトラブルも時間がたつごとに少なくなりフライをロストしなくなっていった。
そして、肝心の魚は釣れたかというと、非常に厳しいものになってしまった。
フライフィッシングにはドライフライという水面に浮かせる毛鉤と、ウェットフライやニンフという沈めるものがある。
僕はドライフライで釣りたかったので、ドライだけで釣りをした。
しかし、この日はとても寒かった。1日中寒さに震えるような日で、こんな寒い日に羽虫は飛ばない。
だからそれを食べるライズもなく、ドライでは釣れる状態ではなかった。
それでも根気よく狙い続けると、パシャと出た。
虎の子の1匹。よく出てくれたもんだ。この1匹はおいしくいただきました。
ヤマメもいいけど、イワナが釣りたい。
支流の細い川に入っていく。
歩いて森に入ると、(熊出没注意)と看板に書かれている。
熊のテリトリーと人間の生活圏の境界にいるのだと実感。
人を寄せ付けない雰囲気の漂う、薄暗く細い川に入って行く。
岩の下にフライをキャストし、岩から5センチ以内にフライが落ちると、小さいイワナがアタック、3回出たが、ヒットしない。
それっきりフライに出ない。それにフライで狙うには木々に囲まれ狭すぎる。
それでフライからテンカラにチェンジ。(テンカラとは日本式の毛鉤釣り。のべ竿の先に糸と毛鉤のみのシンプルな釣り)
フライフィッシングも初めてならテンカラも初めて。
フライもテンカラも釣りキチ三平を見て、いつかやってみたいと思っていた。
テンカラでは2回小さい魚が出るものの、やはりこの日の状況では水面の毛鉤に反応しない。
寒さだけではなく、餌釣りの人が多く、いく先々で人が入っており、こんな日にヤマメやイワナを釣るのは無理。
そんな中でもフライで5,6回、小さいサイズばかりだが魚のアタックがあったのでフライの可能性は感じることはできた。
フライフィッシングもあと1ヶ月もたてば、本格化するだろうし、その頃にまた狙いに行きたい。
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