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淡路島に青物を追う 3日間 総集

ルアー

楽しみにしていた3連休。台風が来るが淡路島ならどこかで釣りができるだろうと行くことに。

台風ばかり毎週のように訪れているけど、相次ぐ台風は意図せずに人間が作りだしたものだ。

地中で眠っている石炭やガスを掘り出し、エネルギーとして使えば、そのエネルギーは永久に地球の中で力を及ぼし続ける。

エネルギー保存の法則を地球上で体現して実感しているのが私たちなのでしょうね。

自分たちの快適な生活のために、大きな代償を払っていると考えると、この異常な天候の方向性は変えられそうにないなと諦めの心境です。

というわけで風裏のポイントに入ったわけです。

8時頃にサゴシが釣れ、二度ハマチのボイルがおこる。

さあこれからだという時に船が目の前で三往復も丁寧に網を引いてくれたおかげで沈黙。

潮も動かず当たりなし。

沢山いたルアーマンは、その後一斉に帰ってしまう。

だからといって台風の風を考えると、そこぐらいしか釣りができそうな場所も思い浮かばず、昼からも1日居座ることに。

たいしたベイトもなく、ボイルもない。季節外れの蒸し暑さで不快極まりない。サゴシだけで1日の釣りを終えたけど、この天気で釣れただけましとあきらめられます。

いくら離れていても台風の風は、ただの強風とはわけが違う。次の日には風が収まってくれるだろうから、明日が勝負です。頼みますよ。釣れて!

2日目

風は収まった。

東の人気ポイントに行くと、人でいっぱい。

空いてる場所を探して入る。決して良い場所ではなさそうだけど、そうも言ってなれない。

ボイルも何もなく、潮が動かない。

 隣の人がおそらくメジロだろう、掛けたが根に巻かれてブレイクしたようだった。

その他に何も起こらず。誰も釣れていない様子。

移動しても、どこも変わらないだろうけど、メンタルが萎えそうなので、大きく移動。

そこも人気ポイントだけあり、入る場所がない。餌釣りの人は釣りをしていないのに、竿だけ出して、場所を確保している。ものすごく入りたいのに、もどかしい。

はるか遠くでハマチがボイルというか、ナブラ状態。待っていれば近づいてきそうだが、狭苦しいのは嫌なんで移動。

どうも今日はボーズの匂いがプンプン。

次の場所でベイトが見えたのでやってみた。

10時半ぐらいに50センチぐらいのサゴシ師匠。

しかし暑い。湿度は低めで風もあるのに、日光が刺すように痛い。

気温は32度。真夏とかわらない。

2時間に一回ボイルがある。キャストしているとボイルしないのに、竿を置いて、海を見ているとボコッとなる。すぐにキャストするがまた2時間シーン。これを繰り返し、終わってしまった。

とにかく水が動かない。潮目ができても薄く、フィッシュイーターの活性が上がってくれないんだから、どうしようもない。

まるで池で釣りをしているみたい。

明日は朝だけの釣りだけど、ハマチは無理っぽいな〜。潮流れろー。

3日目

慶の松原に車を停め仮眠。ここはトイレもあり、買い物や温泉にも入れるシーパが近いので便利ですね。

昔、僕が社会人になってすぐの30年近く前、湊の交差点の角に小さな釣具屋がありました。(知ってる人もいるかな)

そこの店主は80歳ぐらいのおじいさんで、釣具を買うとお会計はそろばんで計算する、何とも味のある店でした。

そこでは今ではほとんど見ることができない珍しい地堀りのマムシが売っていました。

おじいさん曰く、カレイにはこれが一番やで。ワシが掘ったんよ。というので1000円分買ってみました。今思うと、1000円買うとで3000円分ぐらいの大量のマムシが入っていました。おじいさん、マムシの相場を知らなかったのかも。

そのマムシ、輸入品のマムシと違って柔らかく、体液がドバドバ出て、手が体液で染まってしまいます。

正月頃でしたが、半信半疑でその地マムシを買って、鳥飼で投げていました。

1時間ぐらいほったらかしの竿を上げると、ものすごい重たい。グイグイ引くので海藻でもなさそう。

上がってきたのは30センチ以上もあるカレイでした。

あのおじいさんの言ったことは本当で、カレイの特効薬のような特別な餌でした。でももう手に入らないのです。

それから数年後、その湊の釣り具屋はいつのまにかなくなっていました。

その店があった交差点を通るたびに、あのおじいさんを思いだします。永遠に生きる人はいませんが、何とも寂しい気分になります。

さて、最終日ですが、湊や岩屋で釣りをしましたが、ハマチのボイルは一度も見れず、誰も青物を釣っているところも見れず、当然ながらボーズになりました。

書くようなことは残念ながら何もありません。惨敗です。(;´∀`) 来週がんばります。ではでは

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