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サクラマス釣り 兵庫 2013年

ルアー

5月9日  

円山川の去年2度バラシたポイントへ夜の明け切らないうちに入る。

10mもない小さい淵。誰か他に入っていれば、その日はもう釣りにならない。

1人で丹念に狙っても1時間はかからない。

だから2人で狙いに行くことはできない。

今年はほとんど釣れたという情報はない。その為他に釣り人は見なかった。

情報がない。釣り人は来ない。釣れない。情報がない。という僕にすれば都合がいい状態。

サクラマスは毎年同じように遡上している。

狙いたいポイントにサクラマスはいる。それもスレていない。

まだ薄暗い4時45分頃から釣り始める。

パープルの2/3ディープで1回流したが反応がない。

川の水がかなり少ないので今日はだめだろうなと思いながらも、カラーをグリーンに変えて同じポイントを流し直す。

5時10分。60センチほどで底が見えるか見えないかの目の前で、ゴンゴンゴンと竿に衝撃が伝わり、それと同時に頭を振りながらローリングする魚が見える。

浅瀬は目の前で、すぐにずり上げる。

ビタン、ビタンと跳ねるので、釣れた魚がなんなのかわからない。

スズキじゃないやろうな~。すこしして大人しくなった魚がサクラマスだとやっとわかる。

2010年に九頭竜川で2匹釣って以来、3年。それから20数日間、ボーズを重ねて辿り着いた。

いつもなら胴長を履いて、膝まで水に浸かりながら釣りをするのだが、今回は長靴。

胴長で浸かって釣りをしていれば、釣れていなかった。その立っている場所でヒットしたのだ。

川から離れて、魚に警戒されないように釣ったのもよかった。

今までなら、ヒットさせることはできていなかっただろうと思う。

6時に釣りを終了し、円山川を移動。

昼過ぎに、同じ兵庫県の矢田川に入り、釣りをする。

良さそうなポイントで釣りをしていると、50センチほどの2匹のサクラマスが泳いでいる。

スレているので釣れない。

朝まずめであれば反応するかもしれない。

翌日はアオリイカを狙いに〇〇町へ。

まだ釣れたとの情報はないが、もう釣れてもおかしくない頃だ。

巨大テトラが釣り場になる。普通のテトラの3倍ぐらいの大きさで落ちれば死ぬ。

実際、死んでいる人はいるようだ。

海まで行けそうなテトラを選び、慎重に降りて行く。

実績は十分の場所だが、4時間当たりなし。

平日とはいえ誰も釣り人はいない。まだ少し早かったか。

風も吹いて釣りずらいので釣りをやめて、テトラを上がって戻ろうとするが、巨大なテトラが立ちはだかる。

簡単に降りていけた所が登れない。帰れるだろうか・・・

竿を上において、テトラに抱きつくように必死に這い上がって、なんとか帰れたが恐ろしい。

アオリはやめて、夕方、再び円山川のあのポイントに行く。

1度、バイトらしい当たりがあるがそう何度も釣れるわけもなく、今回の釣りを終了する。

〇〇町は20年前から釣りに行っていたところだが、その頃はコンビニさえない不便な場所だった。

今は大きな綺麗なスーパーが2軒もあり、温泉にも入り、公衆トイレもそこらにあるので釣りには最適だ。

アオリイカはまた今度。サクラマスもできれば、あと1匹釣りたい。

サクラマスをさばいてみるとお腹に卵が。

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秋の産卵のはずが、なぜ今頃。夏前に産卵する個体もいるのだろうか・・・

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身はうまそうなサーモンピンク。当分サケの切り身を買わなくてすむ。

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