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淡路島ルアー ハマチ祭りのあと 釣行3日目

ルアー

3日目

前日ハマチが釣れた場所には誰もいなかった。

漁師の網によってハマチ祭りは終了していた。

朝まづめはシーバスを狙いに行くが、お目当てのポイントに先客がいて入れない。みんな考えることはいっしょらしい。

ならば、あのハマチの強引を楽しみに行くか。

と出掛けたら、漁師がポイント一帯に網を入れていて回収中。

昨日は嵐だったから、網が入らなかったけど、根こそぎいかれた感じ。それを知ってか、昨日いた地元勢は誰もいない。

たまにボイルはあるけど、一匹で追っているやつなので喰わない。

次の群れが入るまでは終了かな。

まさにつわものどもが夢の跡という風。

陸から泥濁りが入っていて、コーヒー牛乳のような色になっている。水潮になっているから青物には少しの間は良くないのではないかな。

ハマチ楽しかったな・・名残惜しい。また昼から釣れるかもという希望的観測もないわけではないが、時合いにも潮時があるように、ここらが潮時。ターゲットを変更する時かな。

うずしお温泉リラックマ・・で、さっぱりして、次の時合いまで休憩。

すると3日ぶりに太陽が顔を出す。どうやら、雨が止んだよう。チヌが釣れるかやってみよう。

おーし、ルアーケースはっと。ルアーケース・・・あれ、ルアーケース、あれ、あれ。

ない!ない。どこにもない。(;゜∀゜)

あっハマチやったとこに忘れてきた。

チヌできひん。ルアー20個で3万円。(T_T)

取りに帰っても、買い物して、風呂入って、飯食って、ゆうに二時間以上はたってる。

無駄やろうけど、あれがないと釣りができひん。ないのはわかってるけど、とりあえず戻ろう。

なかったら、なかったでええわ。青物のルアーはあるから、釣れなくなった青物でもやっとけば。

ないわ。ない、ない。

20分経過

現地の駐車場を見てもない。まあ、そうやろうな。

ふと、最後に釣れなくて、真っ白になった矢吹ジョーのように雨の中、立ちつくしていた場所に、見えるは我がルアーケース3万円なり。

ケースが喋れたら、おい、なんで俺を忘れるねん。考えられへんぞ。

俺おらんかったら、どうするつもりやってん!と劇怒りでしょう。

いや、雨が凄かったし、釣れんかったから、つい。ゴメン、ゴメン。

堤防の誰もがそこを通る、わかりやすい場所に2時間半、放置されていました。

財布を落として、警察で見つかり、中身がそのまま残っていた時には、それほど驚かなかったが、ルアー満載のケースが釣り場にずっとあったこの時ばかりは驚いた。

ミラクル淡路島。恐るべし。そして何か、とてもきよきよしい晴れやかな気持ちになりましたとさ。

ルアーを回収して、チヌ再開といきたかったが、爆風。風向きを考えて場所を選んでも、風が舞って、全方向からくる。

漁港の一番奥の小さな小さな浜しか投げられる場所はない。いつもは素通りする場所だが、運よくベイトがいる。バコッと反応。

これを取らな、今日はお仕舞いになる。

絶対に取る。浜にしゃがみ臨戦体制。水深30センチまで追って、バコッ。キタッー。

プッツ。   シーン

人はこれを合わせ切れと言う。

(T▽T)

もう、PE0.8号は買いますまい。

もう駄目だ。もう無理。ここでしくじったら、もうないで。

初めてのヒットで合わせ切れをした場合のボーズ率  74%

北風を避けるために東浦にサイドチェンジ。

東は全くあてがないがONOKOROでやることに。

ここで釣れな、あかんという場所に投げても無反応。投げる場所がなくなり、最後に小さな船に投げる。ここが最後のポイント。

うまく船の際10cmに着水。

船の下からモワーッ水面が盛り上がる。

その水の動きで魚がかなりの大物だとわかります。

2回ポッピングするとバコッと出て、それっきり。

船の下に付いているチヌはだいたい活性がなく休憩中の魚が多い。シーバスは喰う場合が多々あるでしょうが。

釣り人にとってはミスバイトでも、魚にとってはミスバイトではない。

喰うまでのやる気がなかった魚です。あんな静かな水面でミスバイトなんてありません。

タチウオでもしようか・・とも思ったが、最後に頭に浮かんだ釣り場が岩屋方面に一つだけある。

風裏だし何とかなるだろうと行ってみた。

 サビキ釣りで賑わう場所が近くにあり、シモリもあり、かなり浅かったな、たしか。

そんなとこで釣りをしても、何も釣れんよと言われそうな、誰も釣りをしようなんて決して思わない海水浴ができそうなサーフ。

でもチヌトップなら最高に良さそうに思える。

しかし、風裏とはいえ、きつい。ギリギリ釣りができる限界。

風のせいで寒い。今回は普通に釣りをやらせてはくれないらしい。

魚は見えないし、バイトもない。でもルアーの近くにチヌがいるのがポッパーの引き波の立ち方でわかる時がある。

ホンマかいなと思うかもしれない。でも、ずっとトップをやってる人ならわかるんです。

時合いで風がなければ100パー釣れると感じられるが、いかんせん、どう考えても時合いではないはず。ただ夕まづめのパワーを信じて投げるのみ。

最後まであきらめちゃいけない。時合いでなくても釣れる可能性はいつもある。

17時にその瞬間が訪れる。

沖のシモリへ、目一杯の遠投。

シモリの上で2度バイトして、乗った。

そんなたいした型じゃないと思って寄せる。

ちらと、姿が見えて、やっとチヌも釣られたことに気づいたのか、ものすごい勢いで引き出す。

なかなか寄らないが、サーフなんで走っても問題ない。

ズリ上げると、馬鹿デカイ。

らくらく50オーバー。プロポーションはムチムチでコンディションは最高なのが体型からうかがえる。

ヨッシャー。本当にうれしい一匹。

40を10匹釣るより価値がある。待ちに待った年なし。今回の淡路島は完璧。パーフェクト。

結局、もう一匹40のチヌを追加して、この日を終える。

ヒットは17時と17時20分。上げ5分。普通はあまり良い時間とは言えない。でも自然に絶対はないということ。あきらめないこと。の大事さを再確認したのでした。

ルアーケースが見つかったミラクル。

爆風の中、初めての場所で年なしのミラクル。

内容の濃い1日でした。何も言うことはありません。

長い1日でした。

続く

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