前夜0時港に到着。
車で寝るために買ったフォレスターでフルフラットにして初めて寝てみた。
いままでキューブでは窮屈で満足に眠ることもままならずしんどい思いをしていた。
朝まで熟睡しないとジギングで1日しゃくるのは無理だ。
それにジギングをやり始めた20代ではなく、もう40代に突入している。
その40代で最初のジギングであり、ジギング自体もう3年ぶりぐらいになるか。
最後まで体力がもつだろうか。
浅茂川の港にはジギング船が5隻ほど集結。
僕が乗った船の客は僕一人。
ということは、休むことがゆるされないと言っていい状態。僕が休めば誰も釣る人がいなくなる。
ショートとロングのジグ120g~150gを使用。
網野沖はだいたい60mの水深で釣るので、まだ楽な方でした。日本海でも他の船は120mのところで「底から水面まで反応あります」なんて言わて釣る船もあり、そんな場所はレスラーかボクサーのトレーニング又はダイエットには最適である。
1匹目は船長が釣る。メジロの小で60センチほど。
僕は1日の体力のペースを考えて省エネジギングをしていたけれど、それではきてくれない。
そこそこのスピードで巻き、切れのあるしゃくりでなければ全くヒットがない。
ペース配分をしても釣れないとしょうがないので、ほとんどフルパワーでアクション。
でやっと釣れた。
3匹目にヒットした魚は船に近づくと急に走り、何度も船の底に入っていこうとする。
その魚はヒラマサ。
メジロは素直に上がってくるので、もう1匹のヒラマサも姿が見える前から船底に入り込む引きでヒラマサだとわかった。こんなにも違うもんだなーと改めて感じた。
メジロとヒラマサ。姿、形は双子のように似ているのに、性格がまるで違うもんだ。
ショートジグとロングを両方使ったけれど、ロングだとこの日のアベレージサイズ60センチの魚がヒットするが、ショートでは40センチのハマチが釣れてしまう。
なので、途中からはロングのみにした。
昼過ぎまではいいペースだったが2時すぎからほとんどヒットがなくなる。
夕方の好時合いも静かに終わり、乳酸のたまった腕もついに動かなくなっていた。
「終わりましょうか」と船長が言う、その言葉の少し前には自分の腕も体力も終わっていた。
「俺はすでに終わっている」
船長と僕の2人分の釣果。僕はメジロ3匹、ヒラマサ2匹、ハマチ2匹。
ヒラマサを刺身で食べたが、脂の乗りもほどよく魚の刺身ってこんなにうまかったんだと改めて思い直す。
一時は青物の刺身ばかり食いすぎて、食べる気がせずに、10年以上食べていなかったのだ。
年のせいか、魚のうまさがわかるようになってきたのかもしれないが、それはたぶん誰しも自然にそういう風になっていくのでしょう。
疲れたがまだジギングをする体力はありそうだ・・・???
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