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チヌトップ 水深20センチの攻防 和歌山編

ルアー

今年はどうもいつもの年より、涼しい感じです。水温が上がってこそのトップウォーター。

反応してくれるだろうか少し不安もある。

満潮が7時。5時半から上げ終わりを打つけれど、見えているキビレは逃げていく。時合いに入っていなければ、そんなものだ。

8時ぐらいからの下げからが本命の時間。下げ初めにチヌ。下げて流れが急になればキビレ狙いと見る。

基本的にはチヌはストラクチャーに、キビレは流れに付くと考えればいいと思う。

キビレは流れが早ければ早いほど活性が上がるので、タイドグラフから予測して効率良く攻めたい。

満潮、干潮の潮止まりは休憩するようにしなければ、やっても無駄だし、体力の無駄でもある。時合いだけは絶対に逃さずに、そこだけは集中して釣るのが肝心。時合いじゃなきゃ、居ても喰わないので無駄打ちはしない。待つのも釣りかなと思う。

去年同じ頃に来たときはエビが大量に湧いていた。それを喰いにキビレの活性も上がったのだろうけど、今年はいない。

それでなのか全くバイトなし。

今年は淀川も武庫川もほとんどトップで釣れたという情報がない。水温が低いから川に入ってないとかいう人もいる。

確かにそういう事もあるでしょう。本来ならばハイシーズンなのだが、トップには厳しい状況が続いているようだ。

キビレは見えている。でもトップに反応しない。キビレは釣れる時はボコボコ出るが、出ない時は全くなしとはっきりしている魚だ。

雨の影響か濁っている。濁りはキビレにいいはずだけど、トップに限っていえば?どうなんだろう。ささ濁りぐらいなら一番良さそうだが。

こんな日はキビレではなく、マチヌを狙う。流れの緩い浅場にいるから目一杯遠投する。

水深は50センチあれば十分で、水深20センチぐらいのところを体の1/3を出して追いかけて来る。そのままじゃ座礁するぞという寸前で帰って行く。

劇浅水深で何度かバコッと出るが、フッキングしない。

チヌは餌を喰うのが下手というが、フッキングしないのは活性が低く、見切った場合や、警戒心から喰い切らないだけだと思う。本当に喰い気があれば、早く動かしても躊躇なく一発で乗るような気がする。

浅い場所なので警戒しながらのバイトなので、食い込まないのだろう。

ミニシーバス。

川が干潮にむかいどんどん干上がる。短パンで川に入って行き、川の真ん中まで出たところの中洲でバコッとヒット。

40センチオーバー

5回以上出たけれど、干潮までに釣れたのはこの一匹だけ。

チヌは群れで行動せずに縄張りを作って、ある一定距離をあけているので、連続でヒットさせるのは、ベイトについているやつ以外では難しい。だいたい単発でしか釣れない。一匹バラすとボーズということも多々ある。

ボーズすれすれの薄氷を踏むような午前の釣りだった。

運良く釣れた一匹。やっぱりキビレが喰ってくれないと、チヌだけでは難しい釣りになってしまう。

時合いもほんの一瞬。いかに良い場所でも時合いでなければ、バイトにもちこめない。

朝6時から12時まで粘ってなんとか一匹だけ。夕方の満ち潮でもう一度狙うことにして。それまで休憩。

釣りをしていると川に立ちこむので涼しいけれど駐車場で休んでいると暑い。

15時になり満ち始めを狙いに行く。夕方あと一匹釣れたら上出来だけど。

まだ潮が満ちていないので、少し釣りするには早いかなという感じだった。

だから気をゆるめていて、突然のバイトに面食らう。水深20センチほどの超浅場でバコッ、食いそこなうが、もう一度バコッ。ヒット。

あまりに浅い場所なので姿が見えなくても、波の立ちかたで追ってるのがわかる。

連発!!

夕方は3匹ヒットしたが、全部水深30センチまでの超浅場。

背中を見せながら、ルアーを追いバコッ。

午前中の苦戦が嘘のように、活性が上がる。

だいたい川で狙う場合、干潮に向かう時に活性が上がることが多いが、川によってや、場所によっては満ち潮がいい場合もあるんだと知る。

満ち始めに釣れるといっても、実際に目で見て満ち始める前から魚は動き出すことも多々あるようで、満ち始めると時合いは終わっていたなんてこともある。

この川で釣りをするのは二回目で、この日は朝の干潮と夕方の満潮前とで9時間ほど釣りをしていた。だからおおよその川のポイントや狙い方がわかった部分はある。だけど、それと同じぐらいに、不思議な魚の行動も見られ、正直チヌはようわからんなと感じる。

僕はチヌやキビレは満潮で川を上り、干潮で川を降りると思っていた。この日見たのは、それと全く反対。満ち潮で川を下っているチヌの群れだ。チヌは群れないというが、群れになることもある。チヌは本当に理解不能で面白い魚だ。

5時30分~12時  15時~18時    チヌ40センチぐらいを4匹。

午前の苦戦とは違い、午後は活性が上がった。

深い場所では喰わないで、劇浅でのみヒットする1日だった。そんな水深でもヒットに持ち込めたのは、濁りが入っていたせいだろう。

1日、目一杯にトップを投げまくり、やり切った感満載。この日の釣りはこれ以上はない。満足だし、十分楽しめた。何も言うことなしの満点の釣りは久しぶりだ。暑いが気分だけは爽快だ。

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