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続編 淡路島 デカメバルへの道 

ルアー

つづき

疲れて、眠たいはずなのに2時間しか眠れずにポイントに向かい、朝4時にその場所で釣りを始めていた。

28cm?仮に釣れるのが本当であっても自分に釣れるのだろうか。

3ポンドのラインで切られないだろうか。

漁港といっても広い。どこらへんが良いのかまでは聞いていない。

当たりが出ないまま、時間がすぎていく。

狙うポイントが違うのだろうか・・迷う。

そのうちコツコツと当たりが出始めたのは20分ほどたった頃。

1匹目は21cmほどのまあまあサイズ。

メバルは20センチを超えるととたんに引きが強くなる。

3匹目のメバルは、もうメバルの引きなんて、かわいいものではなくドラグがチリチリなりっぱなしで
、恥ずかしながら自己記録の24cm。

すごい場所を教えてくれた、お兄さんに感謝。

確かにここなら28cmぐらい出ても不思議でない。

それから4回もでかいメバルをバラシてしまうが、口が固いのかフッキングが決まっていなかったようだ。

朝一時間だけで当たりはやみ、4匹に終わるが、全て20センチオーバー。

同じ釣り場でメバリングをしていた地元の人も5匹。

その人に聞くと28ぐらいなら西側のどこでも釣れるよと。

これからもっと良くなると教えてもらう。

淡路島恐るべし。

地元の人はひっそりとでかいのを20匹も釣ることもあるというのだ。

いやー淡路島を甘く見てました。30年も前から来ていながら、何もわかっていなかったとは・・

目標は20センチ後半。引き続きメバルを狙うために家には帰れません。

<翌朝>
今朝の一時間で4匹、良型のラッシュは凄かった。
あの感触をもう一度と同じ場所に夜に行く。

今日は潮が悪いからダメと、地元の人は言うが僕には十分な釣りだった。

朝方が釣れると言われるので夜はどうなのと聞くと、さ~多分釣れると思うけどと、あまりそこまでやる地元の人はいないのか。

朝は釣れるけれど、時間が一時間だけなので、すぐ終わってしまう。

地元の人はしょっちゅう来れるので、一番熱い時間だけサクッと釣りして、サッと帰るほうがいいんだろう。

僕はダラダラでも長く楽しみたいので、夕まづめからと朝まづめの二回釣りをして淡路島をしめようと思った。

どちらにしても明日の昼からは荒れるから、今晩がラストチャンス。

どんな夜になるのか。

久しぶりにワクワクする。

<夜>
真っ暗な波止に一人。

怖くて釣りどころじゃないという人もいるだろうが、最近どこでも平気になった。

慣れとは恐ろしいものだ。

幽霊を信じていないわけではない。見えないものがいないなんて思わない。

人間の目はそれほど高性能ではない。

目で見えるものより、はるかにたくさんの見えないものが存在していて、見えるものなど、その中のほんのカケラのようなものだ。

釣りをしていると何か気配を感じる。

見られている。そんな感覚に後ろを見回すと目が光っている。

ライトを当てると猛獣ではなく猫。

僕についてきたようで、暇なのか魚をおごってもらえるかもと期待してのことか。

何投かして、猫を見ると、気のせいか1m近づいている。

また数投し、振り向くと、また1m確実に近づいて、僕を凝視している。

狙われている。ねずみ年だからなのか、釣りに集中できん。

気になるわ!

釣れていたら気にならないはずのそんな事。

どうしたものか、大量のイワシが接岸しているのに当たらない。

ときおりシーバスはガバガバやっている。

そのうち水中ライトを照らしながら潜水する人間が現れ、ポイント全部を通過。

あきらめて別のポイントへ行くことに。

そこで18cmまでを6匹釣り、また朝まづめに行くことに。

しかし、朝も当たりがなく、たった1匹に終わる。

それもそうだ。潜水漁をしてライトを照らしてまわったのだ。そこにまた行く自分はおばかさんだと後で思った。

冴えない終わり方だけど、2日間でメバルが19匹釣れたのだから、文句はない。

よくよく考えてみると、お兄さんは28cmが外れなしで釣れるではなく、外れなしで釣れて28
cmも出ると言っていたのだと思う。

24cmという記録は決して大きくないが、それでも何か大きなヒントを得たような気がする。

今まで、表通りのチビメバルロードを走って楽しんでいましたが、裏道のデカメバルロードに入れました。

まだまだ良いポイントは探せばありそうですし、記録更新も時間の問題でしょう。

また近いうちに淡路島に行きたい。

メバルがおいしい魚なのは重々承知しているが、写真撮影のために一時拘束さしてもらったが全てリリースした。

それと同じサイズのメバルが淡路島のスーパーで598円。

キロ単価では相当な高級品。

でもメバルかわいすぎます。

昔メバルを飼っていたこともあります。そこにはチヌとガシラも同居していましたが、チヌが餌を独り占めするためにメバルをいじめて、餌にありつけません。ガシラはもちろん餌は食べれずにいたのでどちらも逃がしてやりました。

釣っても見ていると逃がしたくなってしまう、そんな愛すべき魚です。

普通は小さいメバル以外リリースなんてしませんよ。みなさんはどうぞ、おいしく食べてあげてください。

                   END

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