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ショアラバ 後編 巨大マダイ現る

朝明ける前から釣りを始める。

ジグ30gでツバス、タイ、アコウ何か釣れないものかとやってみる。

5時半頃にグチかハネかを足元でバラしたが、ジグへの反応が薄く、タイラバ45gに変更することに。

6時にゴンゴンとヒット。

目一杯遠投してすぐ。間違いなくタイの引き。

半分ぐらい巻いたところでフックアウト。タイラバは半分近くバレる釣りだし、しかたない。

ただ、それっきり当たりなく、6時半に終了。

スーパー銭湯→釣具屋→スーパーに買い物という前日と同じローテーションで時合いまでの時間を有効利用。

釣具屋の店員さんにタイが釣れたことを報告すると喜んでいた。

10時に釣り場に戻り、満潮からの下げを狙う。

一度当たりがあるが、流れが早くなるとツバスが釣れただけで、タイは反応しない。

当たりは全て底近くで、中層で当たりが出ることはなかった。今の時期ならもっと中層で当たりが出そうな感じだが、全然追い食いしない。

前日に根掛かりを連発してしまったが、この日は二回に減らすことができた。やはり、根掛かりの多い場所は敬遠され、砂地の波止に人が集まっていた。

根掛かりが多い場所は懐には厳しいが、当たりは間違いなく多い。

ただ、やっぱり船のようには当たらなくて、時合いに一回か二回という感じ。

雨がしとしとと、しぶとく降り続き、その都度、車で服を乾かすことを繰り返す。

天気予報はいまだに、数時間後の天気を予報すらできないでいる。

服が濡れる度に、もう濡れるのは嫌だと思うのだが、天気は好転しそうにない。

それからは

雨が止む→釣り再開→どしゃ降り→車に避難、服乾かす→雨止む→釣り再開→どしゃ降り→車に避難、服乾かす

これのループ。予報はだいたい悪い方に外れる。

こんなに雨が降る予報ではなかったのに。

気が滅入る。暗くなるまで待ってアコウを狙おうかな。夜釣りで雨なんて最悪だな。

夕方、そろそろ移動しようかと思っていると、波止で餌釣りをしている人の竿が曲がっている。

なかなか大きそうだが、ハリスは2号らしい。

竿をたたいているところを見るとマダイらしいが、マダイなら相当なデカさだ。

ヌーってと上がってきた魚を見てたまげた。

タイだ。それも70cmはありそうだ。

見てるだけでなんだが、興奮する。

タモですくいましょうか?バラしたら、悪いけどと言うと、別にいいですよと、あの大鯛見ても釣り人は至って冷静。僕は??

自分が竿を持っていたら、血が吹き上がりそうなほど熱くなるけどな?

いいってことは無いやろと思いながらも、タモ係の僕が興奮。

タモに入って、デカっ、めっちゃ重いと、テンションマックスなのに、その人は、よくこんなん釣れるんですよと、まるで僕がボラを釣った時の感じで言うのだ。

まあこれは大きいですけど。タイいりますか?

と、あっけらかんに言うから、ずっこけそうになる。

いや、いりません。だいたいクーラーに入らんがな。

もう少し喜んだら?岡山って、タイがボラ並?

手で測ってみると75cmぐらい。船でもあんまり見ないサイズや。

うーん、凄いところだよ。あー興奮した。

僕のタイラバに食ってくれればいいのに。と思いながら次のポイントに移動。

月曜日

最終日は児島ではなく、牛窓で釣りをする。

海藻が流れていて、毎回タイラバに絡む。

釣りにならない。長雨の影響で水潮の濁りが入っている。一度アコウらしきヒットはあったがバレてしまい、タイの当たりは全くなかった。

潮も緩く、10時に釣りをやめる。

後半は魚が釣れませんでしたが。

3日間で

タイ  31cm

アオリイカ 1キロ

ツバス 1匹

なんとか最低限の釣果は出たかなという感じです。面白かったが、1番のハイライトは75cmのタイのタモ入れというオチでした。

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